ジェロボアムに入荷するワインなどの情報、限定商品のご案内を行うページです。
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2019年、新酒のご案内。(輸入ワイン)

続いて、輸入ワインのご案内です。
今年も空輸便は取り扱わず、船でどんぶらこ〜と年末に届くスローな新酒です。(税別価格です)

 

南仏からは毎年大人気のローラン・ミケール氏が手掛ける3種が到着。
サンシニアンに本拠を置く大きめワイナリーですが、化学的な農薬や肥料を減らす農法を採用、低価格ながらムラのないする品質で信頼できる造り手です。
(カザル・ヴィエルという名称で流通していたものと同じです)

ボーシャン・ヌーヴォー 白           ¥1400(11月中旬)
ソーヴィニヨン・ブラン種主体のブレンド。アロマ豊かなやや辛口。
ボーシャン・ヌーヴォー ロゼ        ¥1400(11月中旬)
シラー種を用いたロゼ。南仏産らしく陽気でフルーティーな辛口。
ボーシャン・ヌーヴォー 赤           ¥1400(11月中旬)
ボーシャン赤は今年もピノ・ノワールから!和食とよく合います。

 

新酒といえば・・ボージョレー産ですね。やはり。
でも、11月第3木曜日に販売解禁する航空便は扱いません。
少し遅れて船で届きますが、良いこともあります。のんびり待ちましょう。

シャサーニュ ヴィラージュ      ¥1700(12月下旬)
例年、渋みのあるしっかりした味になることが多い蔵です。
テール・ドレ ランシアン        ¥2600(12月下旬)
孤高の職人JPブラン氏作。違いの分かる方にお薦め!

 

ワインの産地には、どこでも出来立てのワインが存在します。
イタリアでも各地に新酒“ノヴェッロ”があり、秋冬の食卓を彩ります。

グレヴェペーザ サンジョヴェーゼ ¥1500(12月下旬)
トスカーナのキァンティの蔵。新酒とは思えないしっかりした質感。

 

そして、新酒と言えば・・オーストリア産も有名です!
酒場自体を表す言葉でもありますが"ホイリゲ"と呼ばれます。

ツァーヘル フィールドブレンド     ¥2300(12月下旬)
多品種混植・混醸による、スッキリ辛口仕上げの白ワイン。
ツァーヘル ツヴァイゲルト       ¥2300(12月下旬)
新鮮なラズベリーのような甘酸っぱさが魅力の軽やかな赤ワインです。

 

(白ワイン ロゼワイン 赤ワイン です)
上記のコメントの一部は昨年までの傾向をもとに表したものです。作柄によってはイメージが異なる場合があります。ご了承願います。

2019年、新酒のご案内。(日本ワイン)

ジェロボアムが今年取り扱う新酒をご案内します。

まずは、ますます絶好調の日本ワイン。大雨による被害を受けたワイナリーもあります。今こそ買い支えて応援したいところです。

昨年までと異なり、税別での価格表示となっています。別途10%の消費税を加算させていただきます。

タケダ、サン・スフル(発泡)      ¥2000(入荷済)
山形産デラウェア種を使用した白濁&発泡性ワイン。香り豊かな辛口。
シャンテ、甲州Mamma Mia!      ¥1500(入荷済)
山梨県勝沼のダイヤモンド酒造さんの甲州、無濾過。円やかな辛口です。
シャンテ、ブラン・ド・ノワール     ¥1500(完売)
黒葡萄マスカットベイリーA種を用いた白仕立て。淡くきれいなオレンジ色。
シャンテ、MbA Mamma Mia!      ¥1500(完売)
マスカットベイリーA種の愛らしさ、華やかさが活かされた、淡い色調の赤。
はすみふぁーむ、ナイアガラ      ¥1400(入荷済)
長野県東御産。新鮮な葡萄を頬張ったようです!味は意外なほどスッキリ。
はすみふぁーむ、東御ヌーボー(発泡)¥1400(入荷済)
東御市の特産、巨峰を浸漬醸造したもので、赤の辛口弱発泡性ワインです。
はすみふぁーむ、コンコード      ¥1400(入荷済)
山葡萄の甘い香り、味わいはドライですっきり。どこか懐かしい・・昭和の味?
くらむぼん、甲州             ¥1600(入荷済)
勝沼の老舗ワイナリー。柚子や和梨のような繊細なアロマ、スッキリ辛口。
ココ・ファーム、のぼっこ(発泡)    ¥2300(完売)
栃木県足利のこころみ学園のワイン。小公子という黒葡萄から。ガス圧強め。
都農ワイナリー、キャンベルアーリー ¥1400(入荷済)
南国宮崎県産らしい陽気なキャラクター。キャンディーのような香り、甘味。


 (白ワイン ロゼワイン 赤ワイン です)
上記のコメントの一部は昨年までの傾向をもとに表したものです。作柄によってはイメージが異なる場合があります。ご了承願います。
 
※上記のほか、12月には、元四恩醸造の小林剛士さんの共栄堂から白・橙・赤の3種。北海道のドメーヌ・モンさんからも昨年に続き、ナイアガラ種のペティヤン“Monpe”が届く予定です。今のところ、入荷時期と入荷本数が決まっていませんので、ご予約はお受けしていません。詳細が決まり次第、当HPでご案内させていただきます。

今年も新酒のご案内の時期となりました。”Flight Shame” 

今年も気候変動に起因する自然災害のニュースが日本だけでなく世界規模で多かった年。被災されて今なおたいへんな思いをされている方々に心よりお見舞い申し上げます。

そんな年も葡萄は世界各地で実り、収穫され、美味しいワインとなり、私たちの手元に届きます。厳しさだけではなく、喜びを与えてくれる自然への感謝を忘れず、また自然が私たちに訴えていることは何か、ひとりひとりが考え、少しずつでも改めていくべきだと思います。

ジェロボアムでは2009年以来、空輸で届くボージョレー・ヌーヴォーのような新酒の取扱いをボイコットしてきました。それは理由があってのことですが、毎年声高にアピールしていると"めんどくさい酒屋さん"と思われるかも・・と毎年はやめて、数年あけて記事を上げてみたりしました。空輸の新酒を取り扱う輸入業者には機会を見つけて提案してきましたが、今でも何の変化もありません。こういった活動は間を開けず絶えず伝え続けることが大事なんでしょう。今年、スウェーデン人の少女、グレタ・トゥーンベリさんが気候変動への危機感から抗議活動をしていることが伝えられましたが、活動の意味ではなく、彼女に対する個人的印象や、資金源・背後の組織?などについて、読んでいて気分が悪くなるようなコメントをインターネットで数多く目にして、救いようのない人類が消え去るほうが地球のためになるのではと思えたりして。上っ面だけの軽薄なトピックで一喜一憂、尽きない欲望を満たすために生きる、今日の利益のことしか考えない、そういう自分も日々の中で言い訳を添えて続ける浪費はゼロにできないでいて。たぶん行きつくところまで行くしかない、そんな結論が今日も待っている・・。

ワインを仕入れて、ワインを売る、単純な仕事をしてきたけれど、その過程で生じる環境負担があるなら、それを減らす努力をしたいと思ったことからのひとつの活動が、このボイコットです。(以前書いた記事は下記のようなものでした)

http://jero-item.jugem.jp/?eid=1

今年、ヨーロッパを中心にflight shame(和訳:飛び恥)という言葉が話題になりました。これは、旅行をする際に、環境負荷が大きい航空機での移動を避けようと、旅行者に自嘲を促す活動のことです。空輸での新酒取扱いのボイコットも同じです。船便は1ヶ月余分にかかるけれどたいてい年内には届きます。ジェロボアムに長くお付き合い下さっているお客様にはすでに馴染んでいただけていますが、この記事で初めて内容を知って下さった方々へ・・酒販業界の利益追求のためのくだらないキャンペーンに乗らないで!輸入業者にも何度でも訴えます。特に自然派ワインの魅力を伝えたいと頑張っている業者に。何のための自然派なんですか?ワインを仕入れて売る、その採算を考えるだけでいいんでしょうか?新酒は、年末年始に楽しむワインということで良いし、しっかり造る醸造家のものなら、翌春に届くものとして、”桜の花を愛でながら楽しむワイン”というキャンペーンを世界規模で展開、定着させましょう!

HANAMI”は無形世界文化遺産になってもいいほどの平和的価値がある、和を重んじる日本ならではの素晴らしい習慣だと思うのです。

あらためて、日本のワイン愛好家、輸入業者に空輸品の扱いについて考えてみてほしいと思います。

シュロス・ゴベルスブルクのミッヒさん、ご来店。

11月のある日、訪ねてくれたミヒャエル・モースブルッガー氏(通称ミッヒさん)。

オーストリアの銘醸地カンプタールで1171年まで遡る歴史をもつ”シュロス・ゴベルスブルク”はもともとシトー派ツヴァッテル修道院が所有・運営を行ってきたワイナリーですが、ミッヒさんが1994年に50年のリース契約で所有権を取得して、現在素晴らしいワインを造られています。

お手頃な地方名がつくジェネリック・ワインから村名ワイン、”Ried(リート)”からはじまる単一区画の名が付く高級ワインまで手掛けられていますが、日本のワイン好きな人たちに、フランスでいうところのグランクリュ(特級畑)のものを味わってもらい感想を聞きたい・・と、リート・ハイリゲンシュタインなど、ワイナリーの代表作をもってきてくれました。

このクラスのワインを試飲する機会はあまりなかったのですが、それはもう・・素晴らしいという言葉しか思いつかない・・プロとして恥ずかしいですが、絶句するという状況となりまして。(いえ、感想はしっかり伝えましたが)

ジェロボアムのような小さい店の棚に、このインパクトのあるラベルがずらりと並ぶと、どんだけこのワインに入れ込んでいるんだろうと思われるかも・・などという考えは吹き飛んで、ほぼひと通り仕入れました。

どれも個性がくっきり出ていて素晴らしいのですが、200年前にこの修道院で造られていた頃の方法で・・と、ミッヒさんのこだわりが表れたトラディツィオン。酸化を敵とせず利用していく造り・・その結果、大らかで優しく、探らずともすべてが伝わっていくような・・まさに癒しの味。これはどなたにもお薦めできます。

今年テイスティングしたワインの中で、個人的ベスト3は確実というワインもあります。お安くはないかもしれませんが、お正月に飲むのにお薦めです!これを飲んで清々しい気持ちで、新たな一年を迎えてはいかがでしょうか?(価格は税込)

    

リースリング Ried ガイスベルク 2016(¥4700)

リースリング Ried ハイリゲンシュタイン 2016 (¥7800)

リースリング トラディツィオン 2014(¥6800)

グリューナーフェルトリーナー トラディツィオン 2015(¥6800)

グリューナーフェルトリーナー Ried ラム 2016(¥8000)

ピノ・ノワール レゼルヴ 2015(¥6900)

 


 

テール・ドレのボージョレー・ヌーヴォーを試飲しました!

航空便をボイコットしているので、毎年、年末までボージョレー・ヌーヴォーを飲むことはないのですが、今年はこっそり航空便のを1本取寄せて試飲してみました。

いえいえ、こっそりってことではなく、今年初めて船便で入荷することになったジャン・ポール・ブランさんのボージョレーを120本買い付けるので、ちょっと気になり・・。 通常と違って“試飲して美味しいから仕入れる”のではないですから!

で、結論から言いますが、ほっとしました!美味しいんです!

今年は冬から春にかけて気温が上がらずまたもや異常気象に悩まされるか・・と不安視する声がありましたが、6月末から好転し、豊富な日照量、暑さと乾燥で濃度がついた状態で収穫期を迎えたということで、良・質共に優良な年。作柄良好と毎年報じるメディアの言うことは今年は本当でした。

15日に飲んだお客さんからも、濃くて美味しかった!という感想を聞きました。でも濃いのがいいの?ボージョレーで?などと思いながら、届いたJPブランさんのボージョレーを抜栓。お客様から差し入れがあった他の某蔵元のヌーヴォーも同時に抜栓して比較してみました。

某蔵元のはバナナ、野苺のチャーミングな香り。液質は聞いていたほど濃くはないですが、口に含むと・・しっかりした旨みと強めに抽出されたタンニン。口中に広がるのはダークチェリーやブラックベリーの香り、余韻は丁子などのスパイス。なるほど力強い。これは、確かに優良年の味。そしてこの蔵の味筋かもしれませんが、難しい数年の後の極旨な葡萄が得られた年だからか、醸造家の気合が出まくりの仕上がり。後口に軽い苦みがありましたが、時間の経過で折り合いバランスが取れました。(翌日のほうが美味)

さぁ、そしてJPブランさんのボージョレー。その特徴的な製法については前記事をご確認頂きたいと思いますが、現代のボージョレーではほとんど残っていないMC醸造をしない蔵元で、培養酵母を使用せず、一般的なボージョレーよりもおよそ3倍の日数をかけて浸漬醸造を行います。MCの典型的香りともいわれるバナナ香はなく、マラスカ種のようなレッドチェリーや山桃、プラムが香ります。そして口に含んで驚かされました。届いたばかりというのにアルコール感が立たず、新酒らしからぬ落ち着き、曇りのない味。暑かった?乾燥していた?甘くなく、タンニンは肌理細やかで、するする・・っと喉を通り、試飲なのに吐き出せませんでした。余韻にはシナモン、わずかに野ばら、蜂蜜。若手自然派醸造家のワインも勢いがあるし、時に驚きを与えてくれますが、何十年も自然派の道を貫いてきた人が醸すワインの深みの前では・・といった感じでしょうか。あぁ、ほっとする・・。

でも、どちらが良いというものではありません。それぞれの持ち味が違いますし、飲む時のシチュエーションで使い分けができます。お肉料理を食べる時なら前者を、日本料理を食べる時なら後者、JPブランさんのワインを!

ワイン屋は自分の好みを捨てるべき・・と常々言っていますが、50代になり食の好みも変化してきて、ついついあっさりめのワインを選んでいます。JPブランさんのワインはクリスマスあたりには到着すると思いますが年末の疲れもこれで癒やされそうです。僕はお正月におせち料理と共に楽しむのも、シャンパーニュの後にはこのワインにしようと思っています。

(航空便の価格は税抜3800円、船便のジェロ価格は税込2800円。価格にも納得です。)